丸亀・琴平・坂出エリアには瀬戸大橋、丸亀城、恋人の聖地などの観光スポット、丸亀お城まつり、桃の花まつり、塩飽本島マイペースマラソンなどの観光イベント、讃岐うどん、和三盆、かまどなどのご当地グルメがあります。
香川の観光スポットといえば、こんぴらさんの琴平、瀬戸大橋のある坂出、日本百名城に数えられる丸亀城のお膝元・丸亀。レジャースポットやグルメもあわせてこのエリアの魅力をたっぷりご紹介します。
琴平町のシンボルとして知られている海の神様・金比羅宮。象頭山の頂上に鎮座する同宮は石段が多いことでも有名で、本宮までは785段、奥社まで数えると1,368段とかなりハードな昇り降りですが、これも名物。
敷地内にある国の重要文化財・書院では、京都画壇の巨匠・円山応挙をはじめとする画家たちの描いた障壁画が美しく映えます。また、本殿の天井に描かれた桜樹の蒔絵、宝物館に収められている十一面観音像、36人の歌人を描いた三十六歌仙額など歴史的に価値の高い宝物を見学することもできます。
高台にあるため晴れた日は讃岐平野の向こうに瀬戸大橋や讃岐富士を見ることができ、素晴らしい眺望です。
琴平の南東、坂出には四国と本州を結ぶ瀬戸大橋があります。この巨大なモニュメントを最も間近で見られるのが瀬戸大橋記念公園。夜は特定の日に限定していますが、橋をライトアップしているので美しい景色を望むことができます。また、公園内にある高さ108mの瀬戸大橋タワーからのパノラマビューも見逃せません。
坂出の北西には丸亀があります。全国で12しかない珍しい木造天守十二城のうちのひとつ、丸亀城は訪れたら寄っておきたい王道の観光スポットです。日本一の高さと言われる石垣は約60mあり、扇の勾配と呼ばれる見事な曲線が特徴です。日本の100名城にも選ばれ、春には花見でにぎわう市民憩いの場でもあります。
そして忘れてはならないのが県をあげてアピールしている讃岐うどん。強いコシがあり、のどごしのよいうどんは同県ならでは。県内各地には専門店はもちろん、製麺所というまさにうどんを食べるだけの素朴なお店まで数多く存在し、手打ちの自家製麺で味を競っています。
讃岐うどんを極めるなら、うどんの知識が豊富な運転手が案内するうどんタクシーで、有名店から知る人ぞ知る隠れ名店までめぐるのも楽しいでしょう。
歴史的建造物や巨大なランドマーク、香川ならではの絶品グルメなど、どれも外せない観光スポットばかりです。公共の交通機関をうまく使って、香川を堪能しましょう。
父母ヶ浜は、香川県三豊市仁尾町に位置する燧灘に面した海岸で、古くから海水浴場として知られています。約1kmにわたるロングビーチは、夏になると多くの海水浴客で賑わいます。 魅力的なフォトスポット 父母ヶ浜は、水面が鏡のように反射し、まるでウユニ塩湖のような写真が撮影できる場所として、SNSで話題となっています。 特に、「日の入り前のマジックアワー」が有名で、その時間帯に撮影された夕日の写真は、幻想的な美しさを持っています。四国八十八景の70番にも「日の入り前のマジックアワー父母ヶ浜の夕日」として選ばれています。 写真撮影のベストタイミング 美しい写真を撮影するための最適な時間帯は、「風...»
瀬戸大橋は、瀬戸内海をまたいで本州と四国を結ぶ10の橋からなる総称です。香川県坂出市と岡山県倉敷市を結ぶ6つの橋と4つの高架橋は全長9368メートルです。鉄道と道路の併用橋としては世界最長を誇り、ギネス世界記録にも認定されています。その壮大なスケールと美しい景観は多くの人々を魅了しています。 ...»
丸亀城は、標高66メートルの亀山を利用し、亀山の周りを内堀で囲む平山城で、現存12天守の一つです。白鳥が遊ぶ内堀から山頂まで4重に積み重ねられた石垣は、高さ60メートルを超え、日本一とされています。この石垣は「扇の勾配」と呼ばれ、美しい曲線を描いています。 歴史 豊臣政権時代に生駒親正が讃岐17万石を与えられ、高松城を本城とし、1597年に亀山に支城を築きました。6年の歳月をかけ、1602年にほぼ現在の城郭が完成しました。頂部の本丸には1660年(万治3年)に建てられた御三階櫓がそびえ、現存天守の中で最も小規模ながら、千鳥破風や唐破風も施されています。この御三階櫓は、高さ15メートルで、瀬...»
金刀比羅宮は、香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社です。明治初年の神仏分離以前は金毘羅大権現と称され、通称「讃岐の金毘羅さん」として親しまれています。現在では全国に約600ある金刀比羅神社、琴平神社、あるいは金比羅神社の総本宮となっています。 神社の概要 金刀比羅宮はその起源を真言宗象頭山松尾寺の堂宇の一つとして持ち、神仏習合の金毘羅大権現を祀っていました。象頭山の名は、その山容が象の頭に見えることから名付けられました。明治初年の神仏分離により、大物主命を主祭神とする神社となり、宗教法人金刀比羅本教の総本部となりました。 参道と境内の魅力 参道の石段は本宮まで785段、奥社ま...»
香川県観音寺市の沖合に位置する伊吹島周辺で漁獲された「カタクチイワシ」の稚魚は、島ですぐに加工され、全国的ブランド「伊吹いりこ」に。讃岐うどんの強い麺に負けない濃厚で旨味の強いダシがとれ、その旨味は料亭や料理研究家などプロからも人気。お腹を取らなくていいので、そのままおつまみやおやつ感覚で食べる事もでき、擦って粉末にしてもカルシウム満点のふりかけが出来上がり。いりこの良し悪しを見分けるポイントは、脂肪がすくない、ほどよく乾燥している、つや・照りがいい、折れや腹切れがないものが良品とされている。 旬 7月 8月 9月 10月 11月 ...»
西洋系のにんじんが主流の日本で、伝統の「金時ニンジン」は、唯一残っている東洋系。アフガニスタンをふるさとに持ち、江戸時代初期に中国から日本に入ってきたという歴史を持つ。先が細く、中長型で長さは30センチ前後。深い紅色をしており肉質は柔らかくて甘みが強く、にんじん臭さが少ないのが特徴だ。坂出市の「金時ニンジン」は、阪神市場に出荷され、有数の産地となっている。おせち料理や雑煮の具に欠かせない食材として、暮れには関東にも出回る。 旬 11月 12月 ...»
淡緑色の葉をワサワサと茂らせ「株」と呼ぶにふさわしい様相に力強さを感じる畑のセロリ(セルリー)。冬場に育つセロリは、他の作物と比べて病害虫の心配は少ないが、肥沃な土地を好むため施肥には気を遣う。独特の芳香から、好き嫌いが分かれる野菜だが、香りの元となる精油成分には、食欲増進や整腸作用があり、葉の部分も栄養価が高いので捨てずに調理したい。葉はしょうゆや砂糖と甘辛く炒りつけた佃煮にすると香りも気にならず食が進む。また根元の硬い部分は炒め物や煮物、漬け物などに。中心の柔らかいところは天ぷらやスープに適している。 旬 3月 4月 5月 ...»
香川県丸亀市に半世紀以上前から存在する伝統料理が“骨付鳥”(骨付鶏)。伝統のにんにく&スパイスで味付けして、オーブン窯などでじっくりと焼いた骨付きもも肉は、表面と皮はパリパリと香ばしく、肉からしたたる肉汁がとってもジューシー。ご飯にもお酒にも相性抜群! 丸亀市に骨付鶏が伝統食として根付いたのは、まだ肉が高く貴重だった時代に、駅前の居酒屋「一鶴」の創業者が、ハリウッド映画のワンシーンでローストチキンを食べているのをみて「こんな豪快に食べられる肉料理を出したい!」と思い立ち、店で提供したのがはじまり。現在は市内の多数の店舗で骨付鶏を提供しており、丸亀みやげとしての人気も急上昇中。丸亀市も、讃岐うど...»
讃岐の伝統の味「しょうゆ豆」は乾燥したそら豆をから煎りし、程よく焦がして、砂糖、しょうゆ、唐辛子を使った特製のだし汁に一昼夜漬け込んで作る郷土料理である。その料理の由来は、四国八十八か所めぐりのお遍路へのお接待に、そら豆を煎っていたところ、そら豆のひとつが跳ね、そばにあった醤油つぼに落ちました。その豆を後から食べますと香ばしく醤油の味が染み込んで何ともおいしかったというのが始まりといわれているのだ。 乾燥させたそら豆を煎り、熱いうちに醤油、砂糖、唐辛子を混ぜた調味液に漬け込んだ料理が「しょうゆ豆」です。通常の煮豆と異なり、豆を煎ることで、軽い噛みごたえがあり、口の中でポロッとくだける独特の食...»
煮干しと白味噌の汁に、大根、にんじんなどを入れ、丸もちを入れて食すお雑煮。もちの中にあんこが入っているのが特徴。味噌に白味噌を使うのは一説によれば保元の乱(1156年)に敗れ讃岐に流された崇徳上皇のもとへ、京から行き来する人々によって京都から伝えられたといわれる。もちの中にあんを入れるのは江戸時代、「讃岐三白(塩、砂糖、木綿)」と呼ばれた名産品の砂糖を、正月くらいは贅沢品を食べたいと庶民が小豆餡の形でこの料理に取り入れられたと思われる。現在でも香川では正月の定番料理となっている。 あんもち雑煮は、白味噌仕立てのスープに甘いあんが入った丸餅が特徴で、家族の円満を願っています。大根は輪切りにし、...»
どんぶりに卵を割り入れ、釜から揚げたて、熱々のもっちり麺と絡めた釜上げ玉子うどんが「かまたま」、さらに山芋(とろろ)をのせたの釜上げ玉子山かけうどんが「かまたまやま」。かまたま発祥のお店で、製麺所型うどん店の最有名店である香川県「山越うどん」のメニューで、週末には県外からも人が集まり長い行列を作る。卵にゆでたての讃岐うどんを入れて、とろりとしたとろろをかけた「かまたまやま」(釜上げ玉子山かけうどん)は、お店に置いてある専用の出汁と醤油で自分好みの味付けをしてから食す。コシがある麺に卵と出汁の味が絶妙で、とろろを乗せれば、さらにするりとしたのど越しがプラスされる。トッピングの天ぷらも店内に多数用...»
楕円形の丸い体と丸い顔、おちょぼ口の小さな口が特長で、産卵のために瀬戸内海に入り込む夏に捕れるため、香川では夏を代表する魚。初夏にとれ出すこのカツオを、これこそ真のカツオとばかりに「まながつお」と瀬戸内海の漁師が呼んだのがこの名前の始まりと言われる。上品な味わいの白身で高級魚として扱われ、なんと言っても刺身が美味だが、鮮度落ちが早くなかなか食するのは難しい。白身でくせがなく軟らかで、脂肪も少なくあっさりした味は、照り焼きや味噌漬けでも絶品。あらは煮付けにもできるため、捨てるところが少ないのも高級魚共通の特徴だ。京都では懐石料理にも好んで用いられている。 旬 6月 7月 ...»
1891年創業、川鶴酒造は香川県観音寺市に蔵を構えている。「川鶴」は、田に宝をもたらす水源ということから別名”宝田川”とも呼ばれる清流”財田川”の伏流水を仕込み水にして造られている。酒造りに用いる米は香川県内産の山田錦、オオセト、さぬきよいまい、おいでまいを使用。「川鶴 新米 新酒しぼりたて」は、搾った状態をそのままにビン詰めされた生原酒タイプのお酒で、濃醇なとろりとしたやさしい口当たりがもろみを思わせ、新鮮な風味と味わいをしっかりと感じることができ「一日の疲れを癒し、明日の活力となるお酒を作りたい」という蔵主の言葉通りに仕上がっている。...»
古くより塩業で栄えた香川・坂出で、その塩を炊くかまどの形に焼き上げた、1936年に生まれた讃岐を代表する銘菓である。厳選した手亡豆(白インゲンマメ)と県産地卵の黄味を使った黄味餡を卵溶きの生地で包んだ饅頭のような和菓子。上品な優しい味わいで、地元を中心に今なお愛され続けている。生菓子の北海道産小豆を使用した粒餡を使った大きな焼き饅頭「虎饅頭」、厳選したバターを使用し手作業で練り上げ、サクッとバターの香り豊か焼き菓子のリーフパイ「かまどパイ」、新鮮な卵、天然蜂蜜、吟味された材料を用い、昔ながらの製法で丹念に焼き上げたしっとり洋菓子の「一口カステラ」なども人気。香川県内店舗の他、駅・空港などでも販...»
讃岐うどんのご当地メニュー「ぶっかけうどん」用に開発された麺つゆ。水をきったうどんに、大根おろしやかつお節、スダチ、ネギをのせて、つゆを少しずつ“ぶっかけて”食すぶっかけうどんの味を左右するのは「つゆ」。寛政元年(1789年)の創業から続く伝統の醤油造りを守りながらも、だしの旨みの濃い、煮物やうどんだしにも使える万能調味料「だし醤油」など、様々なつゆの開発に取り組んできた鎌田醤油が生み出した、讃岐うどん本拠地ならではの「うどん醤油」。かつお節・鮭節・いりこ(煮干いわし)・昆布など厳選された天然材料でとっただしをブレンドした天然醸造醤油をベースに、秘伝の調合でコクをプラス。うどんそのもののおいし...»
寛政元年(1789年)創業の鎌田醤油は、200年以上にわたって、伝統の醤油造りを守りながらも、各種だし、つゆの開発に着手してきた。1965年に発売した「だし醤油」は、料理好きの主婦に大ブームを起こした一品。讃岐の天然本醸造醤油に、九州、屋久島産のさば節・かつお節、北海道産の昆布など全国の特産地から選りすぐった天然材料から丁寧にひいた一番だしをブレンドした、風味豊かなだし入り万能醤油。麺などのつゆとして使うにとどまらず、冷やっこやおひたしに、醤油がわりにかけるだけで味が見違えるとの評判だ。うすめて煮物や素麺、うどん等のつゆとして、卵かけごはん、焼きおにぎり、さしみにも使える。しかも塩分は、普通濃...»
香川県琴平町の名物として知られる灸まん(きゅうまん)は、その名の通り、お灸(もぐさ)の形をした焼きまんじゅう。頂上部が丸く盛り上がった、やや円錐形に近い形をした饅頭で、金刀比羅宮(こんぴらさん)の参道に本店を置く「灸まん本舗 石段や」オリジナルの銘菓だ。第24回全国菓子大博覧会で最高賞受賞の由緒正しい焼き菓子で、小麦粉生地を焼き上げたしっとりとした皮に卵の風味が香る黄身餡が包まれる。控えめな甘さで上品な味わいと姿から、もてなしの席にも選ばれる名品となっている。 石段やは、元は1765年(明和2年)に「麻田屋久八」として金刀比羅宮参道の石段に軒を連ねた旅籠であった。天保年間に、江戸の小金井小次...»