寛政元年(1789年)創業の鎌田醤油は、200年以上にわたって、伝統の醤油造りを守りながらも、各種だし、つゆの開発に着手してきた。1965年に発売した「だし醤油」は、料理好きの主婦に大ブームを起こした一品。讃岐の天然本醸造醤油に、九州、屋久島産のさば節・かつお節、北海道産の昆布など全国の特産地から選りすぐった天然材料から丁寧にひいた一番だしをブレンドした、風味豊かなだし入り万能醤油。麺などのつゆとして使うにとどまらず、冷やっこやおひたしに、醤油がわりにかけるだけで味が見違えるとの評判だ。うすめて煮物や素麺、うどん等のつゆとして、卵かけごはん、焼きおにぎり、さしみにも使える。しかも塩分は、普通濃口醤油よりも25%少ない11%。現地で購入とあれば、味にうるさい友人たちに一目置かれる土産となるにちがいない。