香川県丸亀市に半世紀以上前から存在する伝統料理が“骨付鳥”(骨付鶏)。伝統のにんにく&スパイスで味付けして、オーブン窯などでじっくりと焼いた骨付きもも肉は、表面と皮はパリパリと香ばしく、肉からしたたる肉汁がとってもジューシー。ご飯にもお酒にも相性抜群! 丸亀市に骨付鶏が伝統食として根付いたのは、まだ肉が高く貴重だった時代に、駅前の居酒屋「一鶴」の創業者が、ハリウッド映画のワンシーンでローストチキンを食べているのをみて「こんな豪快に食べられる肉料理を出したい!」と思い立ち、店で提供したのがはじまり。現在は市内の多数の店舗で骨付鶏を提供しており、丸亀みやげとしての人気も急上昇中。丸亀市も、讃岐うどんに続く香川県の名物グルメにしたいと、丸亀市を「骨付鶏市」としてもアピールするプロジェクトを立ち上げている。骨付鳥には親(おや)どりと、若(わか)どりの2種類あり、“おや”はしかっりとした歯ごたえが特徴的。噛めば噛むほど味わい深く、一度食べるとはまる、鶏肉本来の風味が味わえて、クセになる通好みの逸品。
“わか”はふっくらと柔らかい肉質で食べやすいのが特徴。ジューシーな肉で、皮はパリパリと芳ばしく、幅広い年齢層に人気。骨付鳥には、ざく切り「キャベツ」が一緒に付いてきて、シャキッとした食感が箸休め的な役割を果たしてくれる。