昭和の初め、引田の安戸池において、日本で初めてハマチの養殖に成功したことなどから、平成7年に香川県の県魚に指定。近年は、海苔の養殖とともに香川の漁業を支える重要な産業になっている。その中でも県内屈指の養殖ハマチ生産地である直島で生産されたハマチを「なおしまハマチ」と命名し全国に出荷。大型海藻の乾燥粉末を混ぜて給餌することで、栄養のバランスを心掛けた給餌をおこない、毎月1回身体検査もおこなわれ、健康状態や肥満度が常にチェックされている。なおしまハマチは、潮の流れが速い海でもまれて育ち、引き締まった身が特徴。過剰な脂肪がそぎ落とされ、ほどよく脂ののった生きのいい脂ののったハマチは、刺身で食べるのが一番だが、照り焼き、塩焼き、最近は、しゃぶしゃぶ、カルパッチョなど新しいメニューも考えられ、老若男女を問わず楽しまれている。
旬 10月 11月 12月